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想像を超えるアイデアソース

サプライズを創出し続ける人々の
想像を超えるアイデアソースをご紹介します。

2023年5月15日

福島サテライト 関根 広行さんのアイデアソース

第九十三回


想像を超える「チーム力」

ワールド・ベースボール・クラシック
野球の世界一を決める国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本が前回覇者の米国を下し、14年ぶり3度目の優勝を果たした。 普段、プロ野球をみない自分だが、国と国との真剣勝負であるWBCだけは毎回楽しみにみている。

東京での1次リーグから7戦負けなし。二刀流でチームをけん引しMVPに輝いた大谷翔平選手(エンゼルス)を筆頭に、勝負強さが光った吉田正尚外野手(レッドソックス)、準決勝で起死回生の一打を放った村上宗隆内野手(ヤクルト)、日系選手で初めて代表入りしたヌートバー外野手(カージナルス)らが、初戦から闘争心あふれるプレーで勢いを生んだ。全選手がそれぞれ走攻守で持ち味を発揮した。

準決勝のメキシコ戦は最後まで諦めない粘り強さをみせた。九分九厘負けると思っていた最終回でまさかの逆転サヨナラ。
大リーグのスターがそろった米国との決勝は手に汗握る熱戦だった。1点リードの最終回には大谷翔平選手が抑え投手として登場し二死後、米エンゼルスの同僚で、主砲のマイク・トラウト選手から空振り三振を奪い、最高の形で試合を締めた。 世界一の称号にふさわしい戦いで、日本野球の強さをアピールした。

自主性を重視し、選手を信頼して起用した栗山英樹監督の采配も見事だったと思う。ファンならずとも、野球の素晴らしさを改めて実感した人は多いはずだ。

日本に優勝をもたらした最大の要因はチームの結束力だと思う。結成1カ月あまりのチームにもかかわらず、個人の力だけでなく、一人一人が結束し、組織としての強さを発揮した「チーム力」の勝利である。選手や監督、コーチ、スタッフに拍手を送りたい。