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想像を超えるアイデアソース

サプライズを創出し続ける人々の
想像を超えるアイデアソースをご紹介します。

2015年07月10日

人事チーム 横澤 俊司さんのアイデアソース

第二回


想像を超える「小説」

なぜ心もお風呂に入らないの
「心だって、お風呂に入りたい!? 」
1日の終わり、私達はお風呂に入りその日の汚れを洗い流します。だったら自分の内側、“心”に対しても同様のことをしてあげたら、ということで“心をお風呂に入れる方法”が紹介されます。
“心をお風呂に入れる”、そもそも私にはこんな発想はありませんでした。でも、言われてみればその通り。私達は、心で感じ、思い、決断し、と、一日中心を駆使して生きています。その心の中にいつの間にか付いてしまった見えない汚れを取ることは、より良い人生を送るための必要条件なのかもしれません。

「想像超えポイント」
物語の設定は40年後の日本、文章の端々からうかがえるその姿や人々の生活ぶりから、「なるほどこんな感じってあるかもね~」と、未来の疑似体験ができるのもお楽しみポイントのひとつ。
その40年後の日本を救った(?)というのが、この本の中に差し込まれた「書斎のすすめ」という書籍。いわゆる“Book in Book”とでもいうのでしょうか、主人公と一緒に我々読者もこの「書斎のすすめ」を読み進めていく内に、作者の世界にどっぷり引き込まれてしまうというのも、“想像を超える”手法でした。

「幸せになるためには」
「そういう○○を持つ者は、自分だけでなく、たくさんの人を幸せにすることができる」
主人公に大きな影響を与える人の言葉です。この○○って何でしょうか? そういえば三島由紀夫は「精神を凌駕することのできるのは○○という怪物だけなのだ。決意を持続させることのできるのは、○○という怪物である」と、○○のすごさを怪物にたとえています。この○○を育むのも、実は心をお風呂に入れる方法と同じなんです。

摩訶不思議なこの本、文学性はあまりなく、小説というより自己啓発本という括りがぴったりで、あっという間に読むことができます。別に現在に不満があるわけではありませんが、30年前の自分が読んでいたらなぁなどと思ってしまいました…。

書斎の鍵父が遺した「人生の奇跡」

喜多川泰
出版社
現代書林
価格
1,400円+税