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サプライズを創出し続ける人々の
想像を超えるアイデアソースをご紹介します。
2017年1月6日
iDshop千葉 村中 真樹さんのアイデアソース
第二十回
想像を超える「デザイン」
デザインと機能の調和
やかんは、どれも同じ。
そのイメージを覆す、ケトルがあります。
それは、”見た目に熱さを感じさせない”ことを目標に、2年の歳月を掛けて生まれた、シンプルで美しいだけでなく機能性にもこだわった、早くお湯が沸かせるケトル。これが、柳宗理が最初に手掛けたキッチンアイテムです。
その後、鍋やボウルやカトラリーなど、様々なアイテムを世に送り出し、戦後日本のインダストリアルデザインの確立と発展における最大の功労者といわれています。
柳宗理(やなぎそうり)、本名は「なやぎむねみち」。
父は日本民藝館の設立者で、母は日本の声楽家という芸術一家の三人兄弟の長男として生まれました。
工業デザイナーとしてケトルの前に最初に発表したのが、日本コロンビアのレコードプレイヤー。この作品は1952年に第一回新日本デザインコンクール第一席を受賞しました。その後、1957年ミラノ・トリエンナーレに招待され作品を出品。バタフライ・スツール、白磁土瓶が金賞受賞し、更に、イタリア在住のデザイナーでさえも困難とされる「ミラノ市近代美術館」でデザイナー初の個展を開くほど、海外では高い評価を得ています。
そんな彼の作品に対する強い想いがデザイン手順に現れています。
◎一般的なデザイン手順は、
図面を描く → 製作する → 商品化
◎柳宗理のデザイン手順は、
石膏型をつくる → 試作する → 使う → 図面を描く → 製作する → 商品化
真の使いやすさを追求するため、何度も何度も試行錯誤を繰り返しながら、使い心地を極め、無駄を削ぎ落とし、シンプルながらも味があり、機能性の高いデザインを生み出しているのです。
柳宗理のデザインはどれも、使う人への気遣いや愛情を感じられます。
ひとつひとつの作業に手を抜かず、しっかりと見つめ、その先へとつなげていくスタイルにとても感動しました。
この本には、柳宗理の『思い』がぎっしり詰まっています。
仕事とはただこなすものではなく、相手を満足させて初めて完成するのだと実感させられます。
私も、独りよがりにならず相手の心を温めるような、仕事ができるよう心掛けていきたいと思います。
そのイメージを覆す、ケトルがあります。
それは、”見た目に熱さを感じさせない”ことを目標に、2年の歳月を掛けて生まれた、シンプルで美しいだけでなく機能性にもこだわった、早くお湯が沸かせるケトル。これが、柳宗理が最初に手掛けたキッチンアイテムです。
その後、鍋やボウルやカトラリーなど、様々なアイテムを世に送り出し、戦後日本のインダストリアルデザインの確立と発展における最大の功労者といわれています。
柳宗理(やなぎそうり)、本名は「なやぎむねみち」。
父は日本民藝館の設立者で、母は日本の声楽家という芸術一家の三人兄弟の長男として生まれました。
工業デザイナーとしてケトルの前に最初に発表したのが、日本コロンビアのレコードプレイヤー。この作品は1952年に第一回新日本デザインコンクール第一席を受賞しました。その後、1957年ミラノ・トリエンナーレに招待され作品を出品。バタフライ・スツール、白磁土瓶が金賞受賞し、更に、イタリア在住のデザイナーでさえも困難とされる「ミラノ市近代美術館」でデザイナー初の個展を開くほど、海外では高い評価を得ています。
そんな彼の作品に対する強い想いがデザイン手順に現れています。
◎一般的なデザイン手順は、
図面を描く → 製作する → 商品化
◎柳宗理のデザイン手順は、
石膏型をつくる → 試作する → 使う → 図面を描く → 製作する → 商品化
真の使いやすさを追求するため、何度も何度も試行錯誤を繰り返しながら、使い心地を極め、無駄を削ぎ落とし、シンプルながらも味があり、機能性の高いデザインを生み出しているのです。
柳宗理のデザインはどれも、使う人への気遣いや愛情を感じられます。
ひとつひとつの作業に手を抜かず、しっかりと見つめ、その先へとつなげていくスタイルにとても感動しました。
この本には、柳宗理の『思い』がぎっしり詰まっています。
仕事とはただこなすものではなく、相手を満足させて初めて完成するのだと実感させられます。
私も、独りよがりにならず相手の心を温めるような、仕事ができるよう心掛けていきたいと思います。
過去に紹介されたアイデアソース
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