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想像を超えるアイデアソース

サプライズを創出し続ける人々の
想像を超えるアイデアソースをご紹介します。

2017年07月07日

福島設備保全チーム 先﨑 強さんのアイデアソース

第二十三回


想像を超える「教え方」

行動あるのみ、必ず戦力となる
私が紹介するのは、石田淳氏の『行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術』という人材育成に関する本です。普段、本を読む習慣がない自分も、読んでいて“面白い、なるほど”と思うくらい夢中になれる本でした。

石田淳氏は行動科学マネジメントの第一人者で、精神論でなく、行動に焦点を当てた科学的で実用的な手法で、短時間に「できない人」の8割を「できる人」に変えると絶大な支持を集めています。600社以上の企業でセミナーや社内研修を行い、そこで指導したビジネスパーソンは、10,000人以上にのぼります。

石田氏は、「行動」に目を向けることが人を育てるうえで重要だといっています。対象とする人の、まずは行動を観察、分析し、結果が望ましいものであれば、その行動を習慣化し続けるように仕向ける。逆に間違っていれば、正しい行動ができるように仕掛けを施す。人材育成はこのことに尽きるというのが著者の主張です。

当たり前のことだとは思いますが、仕掛けを施そうと思っても実際の業務では、壁にぶつかりがちで、「どのように教えれば伝わるのか」と逆に課題が増えてしまうのが実情でしょう。教え方が下手では、成果は上がりません。「教えるスピードが早いため、理解できないままになってしまう」、「説明が抽象的になってしまう」、「教えたことよりもさらに基本的なことから教える必要があった」「失敗をしても厳しく叱れない」などなど。指導がうまくできないところを分析し、的確な指示ができるよう自分自身がスキルアップしなければならないと感じました。

最近では、企業の離職率が増えているといいます。上司、同僚、先輩、後輩の間でコミュニケーションが少ないことが原因です。5分、10分でも話す機会を設けようとする「行動」が大切だと思います。やはり一番はお酒の力でしょうか?飲みニケーションともいわれる手法です。普段は無口な人も、お酒を飲むと饒舌になり、仕事の話のみならずプライベートの話まで、いろいろなコミュニケーションがとれる。そこが一番のポイントだと思います。まずは、場を設けることが大切。人と人とのつながりが業務の成果にもなると考えます。

この本を通じて感じたことは、教える前に自分の行動分析が必要、つまり教える側の人間の分析も必要になるということです。その分析により、いろいろな指示ができるようになるのだと感じました。人が育たない、自立しない背景には「教え方」の問題があります。この本を自分の教材として常に「教え方」を学びたいと思いました。ぜひ、皆さんも目を通してみてください。

行動科学を使って
できる人が育つ!
教える技術

石田 淳
出版社
かんき出版
価格
1,400円+税