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想像を超えるアイデアソース

サプライズを創出し続ける人々の
想像を超えるアイデアソースをご紹介します。

2018年03月02日

iDshop長野 末次 学さんのアイデアソース

第三十一回


想像を超える「実写」

原作を知る=基本を身につける
私はマンガが好きで、その中でも荒木飛呂彦氏の『ジョジョの奇妙な冒険』(以下ジョジョ)が一番のお気に入りです。
そのマンガがアニメを経て実写化されると聞いたので、早速、娘と一緒に劇場へ観に行きました。ちなみに娘もジョジョが好きで親子そろってのジョジョファンです。
マンガやアニメの実写化というと、そのほとんどが駄作(私の個人的な意見ですが)に思えていたので、「今回のジョジョもどうせ」と思っていましたが、話のタネにと出かけました。

映画が始まりストーリーが進んでいくと、「お、これは!」と感じ始めました。
原作での第4部「ダイヤモンドは砕けない」の実写化ですが、そのセリフがマンガを忠実に再現しているのです。しかも、ところどころ隠し要素満載で、ジョジョファンにとっては非常に嬉しいつくりになっており、どんどん引き込まれていきました。
キャストのセリフの中に原作で登場する人物が隠れていたり、本棚の中にも原作で登場するマンガがさりげなく並んでいたりと。
俳優陣も単なるコスプレショーにとどまることなく、衣装に負けない演技力を発揮していました。特に虹村億泰役の真剣佑は気合の入った演技をしていました。コスプレもさることながら、短気で頭が悪くて男気のあるところなどは原作そのものでした。
何より、ジョジョといえば「スタンド」。このスタンドも実写化では無理なのではないかと思っていましたが、「スタンド」の特徴をとらえていて、クレイジー・ダイヤモンド、ザ・ハンドやバッド・カンパニーもしっかり考えてつくられていると思いました。

映画も順調にラストに差し掛かり、虹村形兆が殺される、ここまではほぼ原作どおり。しかし、しかし、しかーーーしっ、なぜここにキラー・クイーンの「シアーハートアタック」が出てくるの?ここは原作では音石明の「レッド・ホット・チリ・ペッパー」でしょ?
もうラスボスがでてきて第2章後の展開はどうなるの?ジョセフ・ジョースターは?岸辺露伴は?杉本鈴美は?重ちーは?原作では杜王町に住む連続殺人鬼の吉良吉影をスタンド仲間で退治することなのだけど、この流れから行くと、もしかして虹村形兆の弔い合戦という展開になるの?興行収入が悪かったから第2章で完結なの?原作を知っているからこそ、この後の展開がいろいろと想像されていきます。よい方にも悪い方にも。

今回この映画を見て、原作がわかっていればその原作にあわせていくとおりにも考え方が膨らんでいき、隠し要素にも気づけることを感じました。これは仕事でもベースをしっかり把握していればトラブルにもいろんな対応ができ、またお客さまに対してもちょっとした付加価値をつけることができると思いました。
この映画をきっかけに、今後の仕事にも一味違った色を出していきたいと思います。

ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない 第一章

監督
三池 崇史
主演
山﨑 賢人
価格
3,800円+税