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2019.2.1

第四十二回 想像を超える「行動経済学」

行動経済学まんがヘンテコノミクス
佐藤 雅彦
菅 俊一
高橋 秀明
出版社
マガジンハウス
価格
1,500円+税

人間とは、かくもヘンテコな生きものなり。

わが家で最近流行っているのは「行動経済学」。今回私が紹介したいのは『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』という本です。
「○○学」って、とってもとっつきにくい言葉ですよね。でも『ヘンテコノミクス』はマンガベース。わが家の小4の息子でも笑いながら読めちゃう簡単さ。行動経済学をわかりやすく面白く、日常生活に落とし込みながら説明してくれます。
構成は、4ページのマンガ+2ページの解説の繰返し。テーマは「アンダーマイニング効果」、「フレーミング効果」、「損失回避の法則」、「アンカリング効果」「代表性ヒューリスティック」などなど。難しい言葉が並びますが、こんなのは無視しちゃっても構いません。中身がわかればいいんです。
たとえば、テーマのうちの1つ、「極端回避性」については、レストランの例で描かれています。仲良し3人組がいつも行くレストランのメニューは、2000円のAランチと1500円のBランチの2種。3人が選ぶのはいつもBランチです。そこでレストランの主人、3000円のSランチを設定します。するとどうでしょう!この3人組、Aランチを選んでしまうのです。思い当たるところありませんか?私はこの間、車を洗車機にかけたとき、3つのコースのうち真ん中のコースを選んだあと、「これか!」とはっとしました(笑)。ほかのテーマも家族で「これって、書いてあったあのことだよね~」と、話題になることがしばしばあります。
この本はピタゴラスイッチで有名な佐藤雅彦さんと、その愛弟子である菅俊一さんが企画と原案を書き、「バザールでござーる」などを手がけた高橋秀明さんがマンガにしています。難しい概念をわかりやすく視覚的に説明する、という視点から見ても、とても勉強になる本です。
あなたも『ヘンテコノミクス』で行動経済学の面白さを発見してみてください。